こんにちは、エイの裏側です。
皆さんは適切に休息を取っていますか?適切な休息は、最高のパフォーマンスを発揮するために不可欠です。しかし、中には十分に休めていない人もいるかもしれません。
私自身、過去にはある原因で疲れが抜けずに仕事に臨むことがありました。体がうまく動かず、困っていたのです。その状況を変えたのは、実は断食でした。食事を控えることで逆に疲れやすくなるのではと思う方もいるでしょう。しかし、それには理由があります。
今回は、断食による真の休息法をご紹介します。
休息とは
改めて聞きますが、みなさんは休息ができているでしょうか?
ご覧ください、これら2つのグラフは興味深い変化を示しています。実際、過去と比較して週休制の休日数が増加しているのです。これは、厚生労働省が休日数を増やすように呼びかけた結果と考えられます。ただし、残念な点としては、週休1〜1.5日の割合が10年前と比べて増加していることです。それでも、全体として休日が増えたことは明らかです。
私たちは休息を取りやすい時代に生きていますので、この機会に休息方法を改めて見直すことをお勧めします。何と言っても、健康長寿を望むなら休息は不可欠です。
体を休める方法としては、マッサージや温泉などがありますが、これらは主に身体的な疲れを解消するためのものです。一方で、内臓系の疲労という別の種類の疲れも存在します。内臓は、自律神経の影響を受けて無意識に動いています。自律神経は、循環器や消化器、呼吸器などの働きを調整し、24時間休むことなく働いています。心臓のように意識的に止められない臓器もありますが、胃や腸のように休ませることが可能な内臓もあります。これらを休めることで、内臓系の疲労を軽減することができます。
胃や腸は消化活動で休めない
胃での消化は、食べ物が2~5時間かけて分解され、その後小腸に送られるプロセスです。小腸では、5~8時間をかけてさらに消化物を細かくし、水分や栄養素を吸収して大腸に送ります。大腸は、15~20時間かけて小腸で吸収されなかった水分を吸収します。
胃には大きく以下の5つの働きがあります。
①視覚・聴覚・触覚の刺激に反応して胃液の分泌を促進し、食物を消化します。 ②胃の中の3層の筋肉が収縮し、食物と胃液が均等に混ざることで、効率的に消化を行います。 ③食事の間にエネルギー源として食物を蓄えることで、活動を継続できます。 ④食物と共に摂取される病原菌を殺菌し、感染症のリスクを減らします。 ⑤食べたものの温度を調整し、体内を保護します。
腸には以下の4つの主要な機能があります。
①栄養素を吸収し、水分やミネラル、電解質を体内に取り入れ、エネルギーを供給します。 ②消化された食物から便を作ります。 ③便を一時的に蓄えておく機能を持っています。 ④腸の一部や腹部の筋肉が伸縮して便を排泄します。これにより、老廃物を体外に排出するプロセスが完成します。
これらの機能が胃腸に備わっているおかげで、私たちは快適に生活を送ることができます。しかし、消化活動には時間がかかるため、休むことなく動いています。
【参考文献】
※1 けんこう名探偵 第3回 腸のお悩みに。冬の便秘を防ごう!
監修東海大学医学部 抗加齢ドック 教授
<https://www.ohara-ch.co.jp/meitantei/vol03_1.html>
※2 キャベジンコーワα 意外と知らない胃腸の話
<https://hc.kowa.co.jp/cabagin/column/know/index.html>
※3 中外製薬ロシュ グループ からだのしくみ 大腸
<https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada017.html>
胃や腸を休めることのメリット
美容と健康について、腸内環境の重要性を聞いたことはありませんか?実際、腸を休めることで体にさまざまなメリットがあります。まず、美容に大きな効果がありますし、栄養素の吸収も重要です。
現代の日本では、1日3食を食べるのが当たり前とされていますが、これには大きなデメリットがあります。それは、胃や腸が休む時間がないということです。朝昼晩と食事を摂ることで、各食事間の時間が短くなりがちです。消化や栄養素の吸収には長い時間が必要なので、次の食事をするときには前の食事がまだ消化されていないこともあります。
この状態が続くと、胃や腸が休む間もなく働き続け、疲労が蓄積します。特に夜食や間食は消化器官にとって負担となります。消化機能が衰えると、栄養素が十分に吸収されず、老廃物の排出が滞り、免疫力も低下します。
食事の際には、ながら食べを避け、食べ物をよく噛むことも大切です。胃や腸の疲れは全身の疲れに直結します。なぜなら、胃や腸で吸収された栄養素が血液を通して全身に運ばれるからです。その機能が低下すると、体の循環が悪くなり、様々な問題が発生します。
「空腹」こそが最強のクスリと述べた青木厚氏によると、「16時間の断食」を実践することで、ぽっこりお腹が改善し、疲れにくい体になったと言います。
胃や腸を休めるメリットは多岐にわたります。疲れにくい体になる、パフォーマンスが向上する、ダイエットに効果的、糖尿病などの病気予防になります。
私自身も経験があります。夜食を始めてから、疲れがなかなか取れなくなりました。しかし、夜食が原因と気付かずに同じ生活を続けていました。一度、疲れが取れないことを職場の先輩に相談したところ、「夜食を食べているなら、それが原因かもしれない」と教えてもらいました。夜食をやめたところ、明らかに疲れが取れやすくなりました。
夜食をとることは、睡眠中も体を活動させることになります。これは体を疲弊させる行為ですから、できるだけ避けるべきです。適切な休息を与えることで、栄養素の吸収が良くなり、体に良い変化をもたらします。
【参考文献】
※4 東洋経済ONLINE 話題の「16時間断食」の一体なにがスゴイのか
<https://toyokeizai.net/articles/-/433744?page=2>
胃を休めるには
胃と腸を休めるためには、いくつかの方法があります。
①断食をすることです。突然食事量を大幅に減らすのではなく、間食や夜食を控えることから始めるプチ断食がおすすめです。また、辛いものや塩分の多い食べ物と飲み物を避けることも重要です。これらは胃や腸に負担をかけるためです。
②タバコやアルコールを控えることも効果的です。これらは胃や腸を刺激し、胃酸の分泌を過剰に促してしまいます。タバコやアルコールの摂取を減らすことで、胃の粘膜を守ることができます。
③ストレスを解消することも大切です。ストレスは胃に悪影響を及ぼすことがあります。自分なりのストレス解消法を見つけ、積極的に実践しましょう。私の場合は、カラオケで歌を歌ったり、運動をすることでストレスを軽減しています。
④よく噛むことです。食べ物を細かくすることで消化が楽になり、胃や腸の負担を減らすことができます。
胃や腸を休ませる方法を紹介しましたが、極端な食事制限は必要ありません。たまに1日2食にするなど、穏やかに胃や腸を休ませる日を作ることが大切です。過度な食事や飲酒を避け、胃や腸に無理をさせないようにしましょう。これらの習慣が、長期的に健康を維持するために役立ちます。
【参考文献】
※5 ヘルスケア情報 胃の疲れ
<https://www.sato-seiyaku.co.jp/healthcare/extinguisher-anus2.html>
まとめ
いかがでしょうか? みなさんは無意識に胃や腸に過剰な負担をかけていませんか? 過剰な負担をかけている方は、体のことを考えるなら、今すぐ止めることをおすすめします。
よく寝ているのに疲れが取れない方は、胃や腸が休まっていない可能性があります。特に、夜食や間食をしている人は、それを控えることから始めましょう。
本当の休息を意識し、実践してみてください!