上司が素晴らしい人の世界線。

こんにちは!エイの裏側です。 ビジネスを始める方や、すでに会社でリーダーシップを取っている方々は、組織構築に力を入れていますか?「組織構築」という専門用語を使いますが、これは単純に言うと、人材を育成してチームを作ることを指します。

組織構築がうまくいっていると思い込んでいる方も多いかもしれません。しかし、その根拠は何でしょうか?

当然のことながら、組織構築が成功している会社とそうでない会社では、生産性に大きな違いが出ます。現在は順調に進んでいるかもしれませんが、将来的には不満を持つ人が出てくる可能性があります。その結果、会社を辞める人が出てくるかもしれません。

そんな状況を改善するために、成功する組織構築について客観的に解説します。私がこれまでに見てきた素晴らしい会社やチームの95%は、この組織構築の原則に当てはまっていました。成功している組織は、第三者が見てもその素晴らしさに圧倒されます。

この記事を読んで、成功への近道を見つけてください!成功を目指す方々に向けた内容ですので、それ以外の方は読まなくても大丈夫です。

目次

組織構築の価値と可能性

成功するための組織構築をすることでどんなメリットがあるのか解説します。

①ビジネスパートナーを集めることができる

会社やチームのリーダーは、部下やチームメイトをどう思っていますか?部下をビジネスパートナーと見なし、チームメイトを信頼できる仲間と考えている人は、組織を構築する能力がある可能性が高いです。

逆に、部下やチームメイトをただの存在としか思っていない人は、組織を構築する能力が欠けているか、物事を客観的に見ることができないと言えます。なぜなら、組織を構築するというのは、周囲を成長させるために行うからです。

あなたは、イエスマンの奴隷のような環境を作ろうとしていませんか?そのような環境は、いつか必ず崩壊します。

また、皆さんは尊敬する人や能力の高い人と一緒に仕事をしたいと思いませんか?嫌いな人や仕事ができない人と一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。能力のある人や組織には、人々が自然と集まってきます。組織を構築している人には、自然とビジネスパートナーが寄ってきます。

②短期間で成長ができる

組織構築が成功するということは、自分と同じ能力を持つ人々が増えるということです。つまり、自分が仕事ができる人であれば、その下にいる人々も同様に仕事ができる人になるということです。

その結果、仕事の効率が大幅に向上し、成功への近道となります。また、組織構築の能力は一生もので、どのような仕事や環境でも一定の成果を上げることができます。短期間で自分自身とチームを成長させることができるため、組織構築は強くおすすめします。

③自分より力のある人を巻き込むことができる

ビジネスでは、人と人との繋がりが大事です。そのため、影響力のある人の力を借りることで、ビジネスの規模を広げやすくなります。

自分より力のある人を巻き込むためには、その人が応援したくなるような行動をする必要があります。頑張っているのが目に見えてわかる人や、将来伸びると確信できる人には、多くの人が応援したくなります。

例えば、街でパフォーマンスショーを見たとき、そのパフォーマンスに感動したら、その人にこれからも頑張って欲しいと思い、おひねりを渡すでしょう。これはビジネスでも同じです。

余談ですが、パレートの法則をご存知でしょうか?これは19世紀にイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した法則で、「人口の20%が全体の80%の富を持っている」という結果から生まれました。ただし、2021年のデータでは、世界の上位1%の富裕層が、世界全体の個人資産の37.8%を占めるという研究結果が出ています。

このパレートの法則は、さまざまなビジネスでも共通しています。例えば、営業職では、全体の2割の人が8割の売り上げを出しているという話が有名です。

しかし、全体の2割が頑張って会社の8割の売り上げを支えているのではなく、全体の3割や4割が会社の売り上げの8割を支えている状態に変えていくことが、会社の成長につながります。一部の人間だけでなく、全員が同じレベルで貢献できたら、その会社は強くなります。これが組織構築の重要性です。

もちろん、人には得意不得意があり、全ての人が全てをこなすのはほぼ不可能です。しかし、その人の能力を最大限に伸ばすことは可能です。

自分を育て、周りも育てることができるので、組織構築はおすすめです。組織構築のデメリットは、最初に時間を割くことですが、最終的な仕事効率と手間は、組織構築を行った方が良い結果をもたらします。ぜひ、試してみてください!

【参考文献】

※1 日本経済新聞 世界の超富裕層1%、資産の37%独占 コロナで格差拡大
<https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB272Q20X21C21A2000000/>

Infinity-Agent Lab パレートの法則とは?2割の要素へ一極集中して成果を最大化しよう!
<https://infinity-agent.co.jp/lab/pareto-law/>

組織構築の実践法

成功スピード上げるには、即効性と再現性にこだわる

成功への近道は、仕事ができる人を増やすことです。 仕事の進行速度は、仕事量と人数の積によって決まります。つまり、仕事の進行が早ければ早いほど、また、仕事をする人数が多ければ多いほど、仕事は早く終わります。

例えば、営業の仕事で、今日100人の人がチームに加入したとします。その際、彼ら全員が指導を受けて、翌日からすぐにアポイントで活躍できるほどのノウハウを身につけたとしましょう。この状況は、教えてすぐにできる=即効性と再現性が高い、と言えます。

しかし、これが1年後だとしたら、1年間活躍できないということになります。つまり、教えてすぐにできない=即効性と再現性が低い、と言えます。

新たに加入した人が翌日から会社の売り上げに貢献するのと、1年後に初めて売り上げに貢献するのでは、会社の売り上げに大きな違いが出ますよね?そのため、チームを急速に拡大することに焦点を当てることが重要です。

即効性と再現性を高めるためには、良好な関係(リレーション)を築ける環境を作ることがおすすめです。

リレーションとは、関係性やつながりのことを指します。リレーションができるとは、良好な関係を築けているということです。

実は、リレーションは日常生活で無意識に行われています。例えば、あなたが尊敬している人と話しているとき、その人の話を最後まで聞こうと思ったり、その人のことをもっと理解しようと思ったりしませんか?これがリレーションの一例です。リレーションが築けているとは、その人にとって過ごしやすく、成長できる環境が整っているということです。

また、教育現場でもリレーションは重視されています。特に、スクールカウンセリングでは、良好なリレーションを築くことが意識されています。

【参考文献】

※2 文部科学省 CLARINETへようこそ
<https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/003/010/009.htm>

リレーション作り

ビジネスや仕事を行っている人々にとって、ビジネスパートナーや同僚、チームメイトは、一緒に多くの時間を過ごす仲間と言えるのではないでしょうか。このような仲間を作るためには、自分の周りに人々が留まる理由を作り出すことが重要だと思います。

それぞれの会社員が、なぜその会社で働いているのかという理由は人それぞれです。収入が良いから、人間関係が良好だから、自分のライフスタイルに合っているから、など様々な理由が考えられます。その人にとっての理由を作り出せなければ、その人は他の場所へと移っていく可能性があります。仕事を見つける場所は限られていますが、選択肢はたくさんあります。

【引用】マイナビ
「転職動向調査2021年版」を発表
<https://www.mynavi.jp/news/2021/03/post_30246.html>

この図は、株式会社マイナビが2020年に行った調査結果を基に、20代から50代の男女1,500名が転職に対してどのようなイメージを持っているかをグラフ化したものです。この結果から、年々転職に対する前向きな意識が高まっていることが読み取れます。つまり、年齢を重ねるごとに、転職が一般的になってきているということです。転職しないという先入観は、実は危険なものかもしれません。

リレーション作りとは、自分も相手も満足できる環境を作ることです。

では、どのようにすれば人を残せる環境を作ることができるのでしょうか。以下に、そのためのポイントを挙げてみます。

  1. メンバーは楽しんでいるか?
  2. やりがいを感じているか?
  3. 一生関わりたいと思ってもらえているか?
  4. 自分自身は楽しんでいるか?
  5. 自分はやりがいを感じているか?
  6. 自分自身は一生関わりたいと思っているか?
  7. 1から6までの項目に対して、なぜそう思えたのか?

これらの項目を振り返ってみて、全てクリアできているなら、あなたのリレーション作りは完璧だと言えるでしょう。もしできていない項目があれば、その問題点を改善していきましょう!

相手に好きになってもらうには、まずは自分を好きになろう!

自分が誇れる人物でないと感じているのに、他人に好意を持ってもらいたいと思っている人は、その考え方を見直すべきです。自分が性能が低いと思っている家電を売り、その人にその家電を気に入ってもらうのは難しいのと同じです。自己の性能が低いと感じている自分を売り込んで、他人に好意を持ってもらうのは難しいのではないでしょうか。それならば、性能の高い自分を売り込んで、他人に好意を持ってもらう方がずっと簡単だと思います。

つまり、自分のことを誇れないのであれば、誇れるまで自分を成長させるべきだということです。

自分を成長させるために、尊敬している人を模倣するのも一つの方法です。しかし、尊敬している人のほとんどは実際に会ったことのある人ですよね?世界にはまだ出会っていないだけで、尊敬している人よりもすごい人がいるかもしれません。だからこそ、成長するならよりすごい人になるべきだと思います。

そのため、私はこれまでの経験をもとに、すごい人になるためのノウハウを解説します。

結論から言うと、外見・内面ともに認められる人になるのが最善です。

外見:見た目から成功者に近づけていく →ブランディングをきっちり行う。

ブランディング:ブランドを構築すること。認知度を上げ、〇〇といえばこの会社・人と認識させるための取り組みのこと。

ブランディングをきっちり行うとはどういうことでしょうか。あなたがすごいと思う人はどのような人を思い浮かべますか。人によっては、スーツを着ている人、ルイヴィトンのバッグを持っている人、アップルウォッチをつけている人などを思い浮かべるでしょう。その思い浮かべた人の見た目を模倣したり、思い浮かべたものを身につけるだけでいいのです。

なぜなら、人の価値観は人それぞれなので、自分が思い浮かべた格好と同じ格好をするのが正解だと思いませんか?しかも、自分の理想の格好になれば、それが自分の自信に直結します。

内面:人に必要とされる能力を身につける →その仕事で必要な能力を身につけ、人間性や人間力を磨く。

例えば、営業の仕事に就いているのであれば、営業力(アポイントメント取得能力)、管理能力(マネジメント)、行動力(先陣を切って動く)の3つが主に必要なのではないでしょうか。これらの能力が営業の仕事で必要な力です。まずは、自分の仕事や役割は何かを考えて、それらの力を身につけましょう。

必要な能力は仕事先でそれぞれ違うので、ここでは具体的には紹介できませんが、独学で調べたり、自分より仕事ができる人に聞いたりしましょう。これらの能力が完璧でないと上に立つ資格はないと思った方がいいです。

よく上司がうざいと感じる理由は、現場のことを理解していないから無茶な指示を出すというケースが多いです。仕事で必要な能力はしっかりと身につけましょう。

次に、人間性や人間力を磨くことですが、不満を持たれない人が人間性や人間力があると言えるでしょうか。不満を持つ人を尊敬することはありませんよね。

グラフ3
【引用】日経メディカル プロキャリア
メディカル業界アンケート主計結果
<https://nmproc.nikkeihr.co.jp/contents/column/survey/011/report01.html?rid=27&esid=92I3sZOx3xsmsntIxKtog1UrGEUTaA0ButoqT8wTHp6ta0YBFIADXwlu6LM3XYPO&explicit=0>

まず、上記の図をご覧ください。これは、日経メディカル Onlineの登録会員314人を対象に行った、職場の上司に関する意識調査の結果をグラフ化したものです。

部下が上司に期待することは、部下自身の願望を反映しています。これらの期待が満たされている場合、良好な人間関係が築かれていると言えます。したがって、これらの期待を満たすことができれば、自然と尊敬され、好意を持たれることにつながります。このアンケート結果を参考にすることで、人間性や人間力を向上させる近道となります。

人々はストレスのない世界を求めています。そして、ストレスの大部分は人間関係から生じます。嫌な上司がいなければ、職場は楽しくなるでしょう。自分だけの職場であれば、周りに気を使う必要はなく、楽になるでしょう。しかし、人間関係が絶対に関わるこの世界では、人間関係を意識することが必要不可欠です。ストレスのない環境を作り出すために、人から好かれる人間になることを心掛けましょう。

問題解決能力が高い人に人が集まり、ファンができる

悩みを解決したいと思うのは人間の性です。組織や新規メンバーは常に何かに悩んでいます。その悩みを解決することは、組織を構築する上で必要不可欠です。悩みを抱えたまま仕事をすると、効率が落ち、悩みが爆発して仕事を辞める可能性もあります。そこで重要なのは、問題に気づく能力です。

問題解決能力が高いとはいえ、自分だけではどうしても解決できないこともあります。しかし、他人に話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になることもあります。問題を解決できることは最善ですが、ただ気づいてもらえるだけでも人間は喜びます。問題解決能力が高い人は、問題に気づく能力も高い傾向があります。周りを見る習慣をぜひ身につけてください。

まとめ

組織構築についての話題、いかがでしたでしょうか。組織構築と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は基本を大切にするだけで十分なのです。組織構築を軽視せず、組織構築に注力することが、成功と効率を生む秘訣となります。

今回学んだことをぜひ実践してみてください。尊敬できる上司がいると思われる会社が増えることを心から願っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次