冷え性を改善させる方法

こんにちは!エイの裏側です。

皆さんは冷え性に悩んでいたりしませんか?冬になると指先や足先が冷えるという方が多くいると思います。しかし、冷え性を改善する具体的な方法を知っている方は少ないのではないでしょうか。冷え性だと、仕事中や学校の授業中、お出かけをしている時など、寒くて集中できなかったり手が上手く動かない、お出かけをしている時足先が痛い、そういった悩みが多くあると思います。

そこで今回は、冷え性を改善させるために何をしたらいいのかを紹介していきたいと思います!この記事を読んで、ぜひ試してみてください!

目次

臓器が冷え切っている

2020年初頭から猛威を振るってきた新型コロナウイルス。外出自粛、長時間のマスク着用、リモートワークなど私たちは新たな生活スタイルを強いられました。この期間冷え性をはじめ、原因不明の頭痛や肩こり、肌荒れなど様々な不調を訴える人が以前よりも多く来院するようになりました。新型コロナウイルスは「コロナ負債」ともいえる大きなダメージを、私たちの体に残しました。

ダメージ1:運動不足による筋力の量と質の低下

一方、運動不足によって筋力が低下すると、基礎代謝が低下し体温を維持するのに必要なエネルギーが減少してしまいます。また、筋力の血液を促進する動きが弱まることで体の各部位に十分な酸素や栄養素が供給されず、体温が下がることがあります。このように、運動不足によって筋力の量と質が低下すると冷えに影響を与えてしまいます。

ダメージ2:生活環境の変化からくる自律神経の乱れ

生活環境の変化は、自律神経の乱れを引き起こし冷えに影響を与える可能性があります。自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、前者は体を活性化し後者はリラックスさせます。生活環境の変化によりストレスや疲れが蓄積され、自律神経のバランスが崩れることがあります。続くと交感神経が優位になり血管が収縮して冷えを引き起こす可能性があります。睡眠不足や不規則な生活習慣も自律神経の乱れを引き起こすことで体が冷えてしまいます。

ダメージ3:体系の変化

コロナ禍の運動不足やストレスで肥満になってしまう人が増えています。人間は体重が1キロ増えると、毛細血管が1500メートル長くなると言います。つまり、毛細血管が長くなった分全体的な血流は悪くなり内臓の冷えに繋がります。

なれない長時間のリモートワークで骨格がゆがんでしまう人が多い
骨格が歪んで血管が圧迫され、血流の悪さや自律神経の乱れにつながる事もある。

冷え性の二つのタイプ

冷え性とは、
冷え性というと「手足が冷たいこと」と思う人は多いと思います。しかし、冷え性には二つのタイプがあります。血管が縮まるタイプの血管収縮型冷え性と広がるタイプの血管拡張型冷え性があります。

血管収縮型冷え性

冷え性の7割は手足が冷たい血管収縮型冷え性です。このタイプは、室内にいても手先や足先が冷える、寒い時期に症状が出る、主に下半身が冷える、手足が浮腫む、肩こり、腰痛、便秘、生理痛が気になるといった特徴があります。

原因
この冷え性の原因は、基礎代謝の低下や自律神経の乱れによって、血液が手先の末端まで届かないことにあります。手足の温度が低い人は、内臓温度も低い。健康な人の内臓温度は、体表面温度よりも1〜2℃高い37.2~38℃くらいだとされる。しかし、著者が調べたところによると冷えを感じる多くの人の内臓温度が35℃台だったといいます。手足の冷えを感じる人は、内臓を温めることをおすすめします。

血管拡張型冷え性

もう一つの冷え性は、手足は暖かいのに全身に悪寒を感じる拡張型冷え性です。このタイプの人は、体は冷えているのに手先や足先にほてりを感じる、何枚重ね着しても寒い、一年を通して冷えを感じるという症状があり、主に男性の間で増えています。                                                      

原因
この冷え性の原因は、血管の機能障害によって血管が拡張しすぎたり、収縮しずらくなっていることで血流の流れが悪くなり体表面の温度が下がることがあります。また、自律神経のバランスが崩れることで副交感神経が優位になって血管が拡張し、体温が下がることがあります。さらに、脂肪の分布、生活習慣、病気やストレスなども原因として考えられます。

内臓を温めるメリット

まず、冷えた内臓を温めると代謝機能が向上します。ある全国冷え性研究所の調査によると、内臓温度が1℃上がると基礎代謝が10%~15%上がることが分かりました。そして免疫力が上がり、自律神経も整います。こうして体の機能が活性化されることで、多くの不調を改善して病気を遠ざけやすくなります。また、やる気が出たりイライラしなくなったりと心の健康にもよい影響がでます。内臓温度が高くなった女性の中には、肌荒れやシミ・シワが軽減されるなど、美容面での効果を実感している人も多いです。

次に、内臓を温める具体的な方法を「食事」「ストレッチ」「防寒策」に分けて紹介します。

①内臓を温める食事

内臓を温める食事においておすすめするのは、「ヒハツ」という香辛料を摂ることです。「ヒハツ」は「ピパーチ」「ヒバーチ」「ロングペッパー」とも呼ばれるコショウの一種です。「ヒハツ」はコショウと味が似ていますが、ピリッとした辛味とエスニックな香りがあります。インドでは紀元前から食生活に欠かせない香辛料とされ、薬としても使われています。日本では沖縄を中心に生産されており、琉球料理では「島コショウ」として知らされています。この「ヒハツ」こそ、食べるだけで内臓温度を上げてくれる究極の食材です。実際、60歳女性に2週間「ヒハツ」を1日1グラム食べ続けてもらったところ内臓温度が0.4℃上がり、50歳男性の方は0.9℃上がりました。

・毛細血管を強くする「ヒハツ」
「ヒハツ」には血管を強靭にする作用があるといわれています。
私たちの体内には動脈と静脈、そして毛細血管の3つがあります。心臓から送り出された血液は動脈を通って流れ出し、静脈を通って戻ります。毛細血管は身体中に網の目のように張り巡らされ、動脈と静脈をつなぐ役割を担っています。体内の熱は、血液と一緒に体全体に運ばれる熱によって作られます。血液の通り道である血管の99%は毛細血管だとされます。

血管を道路に例えると、動脈と静脈は高速道路で毛細血管は一般道路や路地となります。家の前の路地が通行止めになったら帰宅できないように、毛細血管が元気でなければ約37兆個の細胞に熱が行き渡りません。毛細血管は手足だけでなく、内臓もびっしり覆っています。内臓を冷やさないためには、毛細血管を元気にすることが大事なのです。

そのためにも「ヒハツ」を摂取する習慣を作ったほうがいいです。「ヒハツ」の摂取量の目安は1日1グラムで十分です。毎日摂取し続けると、内臓温度が上がると見込まれます。お味噌汁やスープ、うどん。または、コショウの代わりの調味料として「ヒハツ」を使うのも良いです。特にラーメンやチャーハン、ホイコーローなど中華との相性がいいです。お肉の下味に使うと臭みが消えておいしさがアップします。

【参考文献】テレ東プラス
「ヒハツ」ってナニ!? コショウの代わりに使えて「冷え」対策に効果バツグン
<https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/lifestyle/entry/2018/018453.html>

②内臓を温めるストレッチ

血流を体全体に運ぶ力を強化するには、インナーマッスルを鍛えることをおすすめします。そのためには、自宅で簡単にできる「ほかほかストレッチ」をすると3種類のインナーマッスルを刺激することができます。

1.インナーマッスルを左右から刺激する「ヘリコプターストレッチ」

STEP

まず足を肩幅に開いて背筋を伸ばし、両腕を伸ばしたまま肩の高さまで前にあげます

STEP

両腕を伸ばしたまま、上体を右にひねり5秒キープ

STEP

同じように左にひねり5秒キープします

STEP

これを5回繰り返します

2.前後から刺激する「足上げガッツポーズストレッチ」

STEP

足を肩幅に開いて背筋を伸ばして立ち、右ひじを曲げて前にあげます

STEP

右ひじの先端と右膝頭が触れるまで右ひじを下げ、右ひざを上げます

STEP

左も同様に行います

STEP

これを30秒間にリズムよく20回繰り返します

3.お腹の血流を促す「お辞儀ストレッチ」

STEP

足を肩幅に開いて背筋を伸ばして立ち、両手をそれぞれの太ももに置きます

STEP

両手を太ももに滑らせながら、三秒かけて状態を前に限界まで倒します(これを20回行います)

STEP

立って行うのが難しければ、座ったままでもいいです
無理しないで楽しみながら続けましょう

③内臓を温める防寒術

内臓の熱を逃がさないためには、正しく寒さから身を守る必要がある。それには、「防寒テープ貼り」がおすすめです。特に手足が冷える「血管収縮型冷え性」の人には、ぜひ試してほしいです。足が冷たくなるのは、足の皮膚に近い血管から熱が逃げるからです。

防寒テープ貼りは、足の3か所に医療用の防水テープを張るだけです。場所は、足の甲の真ん中、内くるぶしのすぐ下、膝の裏の真ん中です。テープはドラッグストアなどで買えるロール状の防水テープで、なるべく薄い30ミクロン以下のものがいいです。
それを名刺程度の大きさに切って指定の箇所に貼ってみましょう。「食事術」と「ストレッチ」で温まった熱が足から逃げなくなり、足先はほかほかになるでしょう。

手足が冷える人はお腹を温めよう
手足が冷たい「血管収縮型冷え性」の人は、血液が頭とお腹にとどまって、手足に届いていないケースが多いです。手足ばかりを温めても根本的な改善には至りません。冷え体質の改善には、お腹を温めるといいです。お腹を温めることで血管が膨張し、滞留している血液が循環しやすくなります。そのため腹巻を有効です。腹巻は冬に使うイメージがありますが、夏のお冷房対策にも役立ちます。腹巻にいい素材は、保温性の高いシルクがおすすめです。多少値は張りますが、蒸れにくいため長時間の着用に向いています。また、即効性を求めるなら「カイロサンド」をおすすめします。おへその下に指2、3本開けたところと、その真裏の背中に自分をサンドするようにカイロを張るといいです。

内臓を温めて病気を遠ざけよう

風邪をひきやすい人とひきにくい人の差は、免疫力の違いです。ウイルスや病原菌から体を守ってくれる免疫システム、その主役は血液中にある白血球です。
白血球は血流にのって体内を巡り、ウイルスなどの異物を発見したらその場で撃退します。しかし、血流が悪くなると白血球のパトロール能力や攻撃力が低下し、病気を発症する確率が高くなります。免疫システムの防御力を維持するには、内臓温度を高めることです。内臓温度が1℃あがると免疫力が5倍以上になり、反対に1℃の低下で免疫力が30%下がるともいわれています。そのことから、内臓温度を上げることは病原菌から身を守ることにもつながることがわかります。

便秘が解消すると腸内環境が整う

腸内環境を整える「腸活」。腸活が健康にいいのは、免疫細胞の約6~8割が腸に集中しているためです。つまり腸内環境が悪くなると、たちまち病気にかかりやすくなってしまいます。腸内環境を整えるには、腸内環境をきれいにする善玉菌を増やしつつ、悪玉菌を減らすことです。内臓温度を上げると腸を取り巻く毛細血管の血流がよくなり、腸が活発に動いて便秘が解消します。悪玉菌は便がたまると増えるため便秘解消は欠かせません。便秘の主因は、便を排出するための大腸の動き「ぜん動運動」が鈍くなることです。内臓が温まって血流がよくなると、ぜん動運動が活発になります。また、「ほかほかストレッチ」をするとお腹のインナーマッスルが刺激され、筋肉がほぐれて腸が元気に動くようになります。なので内臓を温める食事とストレッチを実践し、腸内環境を整えましょう!

最後に

血管拡張型冷え性は、手足が冷える原因として末梢血管が拡張して血流が増えることによって発生します。女性に多く見られ、寒い季節や場所に長時間いると症状が悪化します。治療法で薬を使う場合もありますが効果は限定的です。なので体を温める食事や血管を刺激して適度に収縮させる運動、マッサージが有効な対策として知られています。血管収縮型冷え性の場合は、足の甲の真ん中や内くるぶしの下、膝の裏の真ん中に防寒テープを張ることで内臓の熱が逃げず手足が温かくなります。

他にも、腹巻やカイロサンドを使うことで血液循環が良くなり内臓が温まります。内臓を温めることは免疫力を上げるために重要で、内臓温度が1℃上がると免疫力は5倍以上になります。また、内臓を温めることで腸内環境が整い、便秘解消につながります。なので内臓を温める食事とストレッチを実践して、免疫力と腸内環境を整えましょう。

【参考文献】 『内臓を温めるという提案』著者:山口勝利・井上宏一 出版社:アスコム

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